遺伝子検査機器(ID NOW)を導入しました!

この装置は、短時間でウイルスの遺伝子検査の結果が得られる検査機器です。PCR検査と同じく厚生労働省に認可された検査であり、一般的な抗原検査に比べて少量のウイルスで検出できるため症状が出始めたばかりの段階でも陽性を確認できます。適応は限られますが、新型コロナウイルスだけでなく、発症早期インフルエンザウイルスや溶連菌の検査も可能です。

通常インフルエンザの抗原検査は発症から12時間48時間以内に検査することが望ましいとされています。抗原検査では発症12時間以内の場合、偽陰性(本当は陽性なのに検査で陰性とでてしまうこと)となる割合が高くなります。


一方、治療薬は早い方が効果がより期待されるため、早く診断がつくことは大変メリットとなります。
インフルエンザは乳幼児や高齢者などが感染すると重症化する疾患です。下記に適応となる方は保険適応で核酸検査をできますので、発症したら早期に当院へ受診してください。
【インフルエンザウイルス核酸検査 適応】
*以下のいずれかに該当し、発症12時間以内に実施
・5歳未満の幼児
・65歳以上の高齢者
・妊婦
・その他の重症化リスクのある患者
(慢性の肺(喘息含む)・心・腎・血液・代謝性(糖尿病含む)疾患、神経疾患(てんかん含む)、産後2週間以内の産褥婦、BMI40以上等)