耳鼻咽喉科

患者さまの耳、鼻、喉(のど)を直接みることで丁寧に診断します

当院は耳鼻いんこう科一般の病気を幅広く診察しています。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔(びくう)炎などを中心とした耳、鼻、喉(のど)の症状でお悩みの方はいつでもご相談ください。
現院長で3代目、代々続いてきた地元に根ざした医院として、地域の皆さまとのつながりを大切にさせていただいています。
ご来院される患者さまは小さなお子さまやご高齢の方、お薬の処方を避けたい妊婦の方など、年齢から体のお悩み箇所までさまざまです。
当院は患者さまご本人だけでなく、お子さまやご両親を含めたご家族皆さまの体のお悩みに対応します。

中耳炎

中耳炎はお子さまに多い病気で、風邪をひいたときに鼻や喉(のど)にあるばい菌が耳にまで移動することで発症します。
一般的に知られている中耳炎は“急性中耳炎”といわれているものです。耳に炎症が起こり、痛みを感じるので比較的わかりやすいのが特徴です。

症状はお薬を飲むことで改善しますが、気をつけなくてはいけないのは、痛みが消えたからといって治療を止めてはいけないということです。
きちんと鼓膜の奥を診察して、膿(うみ)がたまっていないかまで確認しなくてはいけません。
痛みが治まっても膿(うみ)がたまったままだと“滲出(しんしゅつ)性中耳炎”という別の中耳炎になります。

滲出(しんしゅつ)性中耳炎は耳の聞こえが悪くなりますが、痛みがありません。痛みを訴えないため、気が付くのが遅くなり、耳の聞こえが悪くなります。耳の聞こえが悪いまま放置すると、何かを聞いて、感じて理解するなど、音を介したインプットが少なくなります。伸び盛りのお子さまの知的な成長が遅れるのを防ぐためにも、最後までしっかり治療をしましょう。

アレルギー性鼻炎

当院はアレルギー性鼻炎の治療をていねいな問診から始めます。
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状をはじめ、普段の生活スタイルを確認します。
アレルギーというのは身体の体質のようなものですから、治療はその症状を抑え、コントロールすることが目的です。

患者さまに処方する薬の中には眠くなる薬もあるため、当院は患者さまに普段から運転をしているのかなどを確認します。
また、どのくらいの頻度で医院に通えるのかもお伺いし、患者さまそれぞれに合わせた治療をしていきます。

投薬治療だけでなく、レーザーでも治療ができます
これはアレルギー物質に過剰反応している鼻の奥の粘膜をレーザーで焼くことで、アレルギー物質への反応をにぶらせる治療です。
治療後は個人差がありますが、1年~3年ほどは作用が続くため、頻繁に医院に通えない人におすすめです。
ご自身の生活スタイルに合わせて治療をお選びいただき、一緒に症状をコントロールしていきましょう。

副鼻腔炎

鼻水が出たとき、鼻をかまずに吸い込んではいませんか?
 鼻水が出るのは鼻に入った埃(ほこり)や細菌・ウイルスを外に出そうとするからです。
鼻をかまずに吸い込んでしまうと、鼻水が鼻の奥にある副鼻腔(びくう)というスペースに入り込む危険性があります。
すると鼻の奥で膿(うみ)がたまり、副鼻腔炎という病気になってしまうことがあります。

当院の副鼻腔炎への治療はお薬です。
お薬での治療が難しい方には、鼻の中を定期的に洗浄して治療します。
妊娠中で薬を服用したくないという方や、他に多くの薬を内服しているため、さらなる薬の処方が難しい方などはご相談ください。
また、投薬でも洗浄でも、痛みが治まった時点で通院を止めてしまう方がいらっしゃいますが、当院では、医師が鼻の奥の膿(うみ)が無くなったことを確認するまでは通院していただくことをお願いしています。
治療が中途半端な状態では再発のおそれがありますので、今後何度も病院に通わずに済むように、一度罹患したら、最後までしっかりと治療を終わらせましょう。

めまい、耳鳴りについて

当院にはめまいや耳鳴りの症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
めまいの原因は、耳の中にある三半規管の異常や脳の異常など複数あります。
中には血圧の急激な変動でめまいを引き起こす方もいらっしゃいます。

同様に耳鳴りもいくつかの原因が考えられます。
ご高齢の方の耳鳴りは、別途持病に処方されている薬の飲み過ぎや飲み合わせに起因することがあります。
そのため当院では患者さまからていねいにお伺いをして、治療をしていきます。

原因がわからないめまいや耳鳴りでお悩みの方は一度当院にご相談ください。今まで患者さまの様々なご相談を受けてきました。患者さまそれぞれで原因は違いましたが、喜んでいただけるよう親切、ていねいに対応するように心がけています。

ご高齢の方のお悩み

ご高齢の患者さまからの相談で多いのは耳鳴りや難聴です。
当院では火曜日の午前中、10時から12時の間に補聴器相談を受け付けています。
これは補聴器業者が当院に来て、説明会を開催し、補聴器の無料貸し出しをするものです。
貸出期間は2週間あるので、聞こえ方だけでなく着脱のしやすさを試すことができます。

ご自分でなくても、ご家族に難聴で悩まれている方がいるのであれば一緒に来院されて、ご相談してみてはいかがでしょうか。
補聴器は種類が数多くあり、高価なものもありますので、しっかりと吟味してお選びください。
当院で選んでいただければ、補聴器業者からの商品説明とともに、当院の医師が医学的な観点からのアドバイスをさせていただきます。より自分に合った補聴器を見つけるサポートをさせていただきます。

また、当院の医師は身体障害者手帳の申請に必要な診断書を作成するための資格を持っています。
難聴ですと、補助金が出ることがございますので、こちらもご相談ください。

お子様に多い疾患

当院は、お子さまはもちろん、乳幼児の方を診療しています。
赤ちゃんの鼻や耳に関するお悩みはお気軽にご相談ください。
お子さまがかかりやすい代表的な病気として、中耳炎があげられます。
中耳炎は痛みが治まった後も、鼓膜の奥の状態を確認できるまで通院をしていただく必要があります。
治療を途中で止めてしまうと滲出(しんしゅつ)性中耳炎や慢性中耳炎になる危険性があります。
慢性中耳炎になると大人になってからの聴力の衰えが早くなってしまいます。そのため、早い段階で治療を終わらせてしまいましょう。

当院がある美作市では、子育て若者支援として“乳幼児・児童生徒への医療費給付制度”を実施しています。これは高校卒業までの方を対象として、保険診療の範囲内での医療費は市が負担する制度です。
早い内から治療をすることはお子さまの将来の健康を約束することです。
当院はお子さまの成長を見守りながら、その発育の過程の中で可能な、より良い治療をすることを心がけています。

診察時間

診療時間
9:00 〜 12:30
15:00 〜 18:00
日・祝日は休診です。
※土曜日午後の診察時間は14:00~16:00です
<診察医>
月、水、土:田中浩喜
火、木、金:田中麻理子

診察の際は以下をお持ちの上、受付にご提出ください

  • 診察券(受診歴のある方)
  • 健康保険証(初回/月初)
  • 公費医療受給者証 (公費を利用して受診される方)
  • お薬手帳、または内服中のお薬の内容がわかるもの
  • 紹介状(お持ちの方)
  • 医療証(お持ちの方)
    ※他院の診察券などは一緒に提出されると紛失などのリスクとなるため必要なもののみ提出してください。ご協力よろしくお願い致します。
当院はマイナンバーカード保険証に対応しております。